「BCPで守れる命を地域で考える会」キックオフミーティング
掲載日:2021.12.03
皆さんこんにちは!ブログ部長でございます。
今日は、タイトルにありますとおり『BCPで守れる命を地域で考える会」キックオフミーティングに参加しましたので、ご報告します。
※1 BCP(事業継続計画)とは、事業所が集団感染、自然災害、大火災などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。
このコロナ禍時代、事業所内で感染症が大規模に発生した場合、利用者様や患者様の受入ができなくなってしまいます。また、北海道胆振東部地震などの自然災害により「ライフラインが止まった」「建物が破損した」などで、同様にサービスが提供できなくなった時など、個々の事業所のみでのサービス再開にはかなりの時間を要してしまいます。
この会は、『いち早く事業の再開が行えるよう、恵庭市と千歳市にある医療・介護の事業者が連携できないか?』、『そうだ!!そのための「地域の共通ルール」を作成し、地域の特性に応じた協力体制を構築できれば・・・。』と考え、賛同された有志で立ち上がったものです。
今回は、キックオフミーティングのため、各事業所がどの様な取り組みをしているかを聞いた上で、情報交換や今後の会の進む方向性を話し合うグループワークを行うことになり、感染に関する取り組みを「グラン・セラ柏陽」様。災害に関する取り組みを当施設「老健アートライフ恵庭」の医事・管理課長が、報告することになりました。
医療法人盟侑会で設置されている「災害危機防犯対策委員会」の成り立ちから、職員に対して行っている自然災害から発生した火災による避難訓練。防災設備を理解する上で、クイズと説明を織り交ぜた研修会報告。停電を想定し階段から食事を人海戦術で運ぶ実施訓練など20分にまとめ紹介。
グループワークでは、それぞれの思いを話し合う時間も持て、今後の課題が見えてきたように思います。また、質問しきれなかった事柄について、研修終了後、参加された数名の方から、「訓練動画をもう一度見たい」「あの発電機を見てみたい、購入を検討したい」などの反響もあり、今後も他事業所との交流をもち、助け合うことができるよう「共通ルール」の構築に携わって行きたいと思います。