砂川市地域ケア会議 ~多職種合同研修会~

掲載日:2017.06.01

先週(5/26)の金曜日に行われた「砂川市地域ケア会議」に参加してきました。

講演のタイトルは「神経難病があっても住み慣れた場所で」。講師は、 砂川市立病院の神経内科「山内 理香(医長)」先生です。

神経難病の中には、アルツハイマー病が含まれると聞いていた為、認知症高齢者に特化した当施設の参考にもなりますし、砂川市立病院の医師の講演と言う事で、認知症初期集中支援チームに関わる地域への取り組みなどが聞けるかと思い研修に参加。

ところが、本講義の山内医師はALS(筋萎縮性側索硬化症)難病に特化していると言うことで、思惑と違う方向になってしまうと不安になってしまった。

講義が進むとALSが中心であるにしても資源の少ない地域にどのように復帰させ支援するのか、その関わり方について勉強になった研修であった。

先生の関わる患者さんの家族には、在宅支援事業所や施設が不足しているからと言う理由で在宅介護を拒む方が多いそうです。しかし、2次医療圏の空知の人口は北・中・南全域でも30万人。その事業所の数と札幌市の人口と事業者数を割り返すと訪問看護に至っては札幌市よりも多いと言う驚きもあった。

山内医師の言葉に「ケアの中心にあるのは病気や障がいでは無く、ケアを必要とする人でも無い。ケアを受ける人とケアをする人との絆が必要。」と話されていました。

先生の言葉を参考に今後の恵庭市の地域包括ケア事業の励みにしていきたいと思う。

たったひとりの帰り道、小雨が降っていました。ふと見ると綺麗な虹が掛かっていましたよ。