全国介護老人保健施設記念大会別府大分に参加して
掲載日:2019.12.04
皆さん、こんにちは。ブログ部長でございます。今回のブログは全国大会に参加した職員からの報告がありましたので、お伝えします。それでは、お願いします。
この度、令和元年11月21日~22日に大分県別府市にて開催された、第30回 全国介護老人保健施設記念大会 別府大分「地域と共に紡ぐ令和老健~豊の国から真価・深化・進化~」に参加させて頂きました。
開会セレモニーでは、当施設『 中村 君代 』看護部長が令和元年度 介護老人保健施設事業功労者厚生労働大臣賞で表彰されました。
本大会では記念講演やシンポジウム、演題発表などのプログラムが開催され、また多数の福祉・医療機器メーカーが出展されており見学させて頂きました。タブレットを使用したケア記録システムや、見守りカメラ、AIがケアプランの作成をサポートしてくれるソフトウェアなど革新的な機器が展示されており、様々な体験させて頂きました。
本田技研から発売された歩行アシスト機器を体験し、リハビリのサポートやデイケアの外部へのアピールにもなる為、導入している施設が増えてきているとの説明がありました。現在、人材不足・(職員の)高齢化といわれている福祉業界ですが、当施設の認知症専門棟では職員の平均年齢が約43歳です。数年後・数十年後を想定して、業務の整理・見直しが今後必要になってくると思われます。
サポート機器や電子カルテ・ケア記録システムの企業ブースを主に回ってきましたが、特に気になった機器ではケア記録システムで、システムに対応している体温計で数秒の速さで検温が出来て、検温しそのまま自動で記録してくれ画期的でした。現在の検温と記録にかかっている時間が大幅に短縮され業務の改善になると思いました。導入までには費用や職員への研修などが必要となってくる為、検討する事柄は多くありますが、未来の為に検討していく事が大切だと思われます。他にも色々なサポート機器を見る事が出来て、今後福祉の現場がどんどん変化していく事が楽しみと思える貴重な機会となりました。
次回の全国老人保健施設大会は令和2年11月11日~13日 宮城県で開催されます。「地域で生き抜くを支える 今、老健が進む道~災害(震災)と認知症から学ぶ地域共生社会の姿~」というテーマとなっています。来年も開催されるのが楽しみです。